当館は、第68・69代内閣総理大臣、大平正芳氏の業績を紹介している記念博物館です。 大平正芳元内閣総理大臣は、1910年に香川県三豊郡和田村(現観音寺市豊浜町)で生まれました。 池田勇人氏(第58~60代内閣総理大臣)の秘書官を経て、政治家となり、田中角栄内閣では、外務大臣として日中国交正常化という歴史的大事業を実現させました。その後、田中・三木両内閣では、大蔵大臣として財政運営を担い、1978年に第68代内閣総理大臣に就任しました。 田園都市国家、環太平洋連携などのビジョンを打ち出すとともに行財政改革に取り組んで「小さな政府」の実現につとめ、1979年11月には、第2次大平内閣が成立しました。 しかし、1980年5月に内閣不信任案が可決され、解散総選挙となりました。衆参同日選挙となった選挙期間中の1980年6月12日に倒れ死去(享年70歳)。 展示 大平正芳の紹介 大平の生涯を、 「大平正芳を育んだ郷土と時代」 「大平正芳の戦前と戦後-大蔵官僚から政治家へ」 「政治家大平正芳-保守本流を行く」 「田中内閣外相として-日中国交正常化」 「大平政治の展開-首相として」 と題して、さまざまな写真や資料などで 政治家としての足跡を紹介しています。 文人政治家・大平正芳 大平が書き残した色紙が多数展示されています。 また、文人政治家と知られている大平の多くの著作やDVDを自由に手に取り、見ることができます。 このコーナーには当時、着用していた礼服や各国から送られた記念品も展示されています。 大平や大平の家族が外交時に使用していたパスポートは必見です。 書斎の復元展示 帰郷の際に寝泊まりしていた旧記念館の和室を復元しています。 旧記念館のふすまや畳、窓などをそのまま使い再現しました。窓ガラスは警護のために、防弾ガラスでできています。 このコーナーではまるで大平がそこに座っているかのような雰囲気を肌で感じ取ることができます。 施設案内 入場料※世界のコイン館、大平正芳記念館 2館共通 一般 300円(200円) 小・中学生 150円(100円) ( )は、障がい者(障がい者手帳による確認が必要)。または、団体/20名以上。 開館時間9:00~17:00 休日年末年始(12月29日~1月1日) お問い合わせ世界のコイン館(大平正芳記念館) Tel:0875-23-0055